Archive for dezembro, 2015

17/12/2015

ことぶき教室12月 ~国際緊急援助隊の活動/修了式~

 12月3日(木)のことぶき教室は、在ベレン領事事務所の小林雅彦所長を講師にお迎えし、お話をお聞きしました。
小林所長はベレンへ赴任される前は、一年半ほど日本で国際緊急援助隊の隊長を任命されていたそうで、
今回は中々馴染みのない国際緊急援助隊の活動について、お話しをお聞きしました。

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 近年になり自然災害が世界中で頻発しており、しかも大規模なものが多くなってきています。その中で各国の人道支援ニーズが高まってきており、
支援の大規模化や、長期化が進んでいる状態だそうです。特に日本は、東日本大震災の災害経験から、国際社会からの期待が高まっているそうです。
 まず自然災害が起こると、色々な国から国際緊急援助隊が災害が起こった国へ駆けつけます。
日本も例外ではなく、小林領事が隊長だった際も、24時間携帯電話に世界の地震情報が届くようになっており、
大きい災害時には、そのままスーツケースの準備をしてといったこともあったそうです。
国際緊急援助隊には、専門家チーム・医療チーム・救助チームがあり、「特に必要があると認める時」には、自衛隊部隊も派遣されるそうです。
72時間以内に現地へ到着するために、連絡が入り、準備を終えると、チャーター機で現地入りをするそうです。
ただどんなに頑張っていても、生きたまま(生存者を)見つけるというのは、大変難しいそうです。
また現地では大型のテントを立て、自給自足体制で活動をされるそうです。

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 2013年11月8日台風30号がフィリピン中部を襲い6000人を超える死者を出した際、
日本からは医療チーム述べ81名、専門家チーム(早期復旧)17名、専門家チーム(油防除)5名、自衛隊部隊約1100名が救助に駆けつけたそうです。
この災害時には、各国でシンポジウムがかなり開かれたそうです。
また2014年3月8日に起きたマレーシア航空機の消息不明事故の際も日本から救助隊が駆けつけているそうです。
ネパール地震の時は、ベレンにいる小林所長の所に「ネパールへ行ってもらえないか?」と電話がかかってきたという裏話も聞かせていただきました。
 今回はとても貴重なお話を聞くことができ、国際緊急援助隊の活動を勉強できた講義となりました。

 講義終了後は、今年度のことぶき教室終了式が行われました。援護協会山本会長と、厚生ホーム委員長の八巻先生がご出席され、
講師の方には感謝状、そして参加者の方には修了証書が渡されました。来年も3月から始まることぶき教室でどんな講義が聞けるか早くも楽しみです。

 

 

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15/12/2015

ことぶき教室11月 ~日本文化をつないで~

 11月5日(木)のことぶき教室は、アマゾニア日本語学校の丸岡早苗さんを講師にお迎えし、講義をお聞きしました。
 早苗さんは大阪府堺市出身。ご実家は天理教の教会をされていて、お父様で三代目になられるそうです。
この天理教を通じ、日本で旦那様と出会い、結婚と同時にブラジルへ移住されました。今年で移住9年目になるそうです。
 出身地の堺市は、人口80万人の市で、商人の町とよばれています。
16世紀中頃のヨーロッパでは「東洋のベニス」と言われており、その時代は海外との貿易拠点になっていた町だったそうです。
その後、鎖国が始まり、海外との貿易が自由にできなくなったことで、町の様子は変わっていったそうですが、
豊臣秀吉の時代に火縄銃の製造を一手に引き受けていたそうで、現在でも金属加工で、
自転車や刃物の生産が盛んだそうです。中でも包丁は全国生産量の90%を堺市が生産しているそうです。
また堺市には、大仙古墳(仁徳天皇稜)という、日本一大きな古墳があり、
緑が溢れる広大な敷地は堺市民の憩いの場となっているそうです。
早苗さんの実家から程近いところにあるそうで、早苗さんも小さい頃から、よくピクニックへ行ったりしたそうです。
そして堺市出身の有名人には、千利休(茶人)と与謝野晶子がおり(歌人)、
昨年には「さかい利晶の杜」という博物館ができたそうです。

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現在、早苗さんは、アマゾニア日本語学校で、日本語の教師をしていらっしゃいます。
最近はブラジル人の生徒さんも多くなってきており、日本語を教えるために日々頑張っていらっしゃるそうです。
今年は、早苗さんのクラスのブラジル人の生徒さんが、北伯お話弁論大会において、
成人の部で優秀な成績を収め、全伯大会に出場されました。
ベレン地域からブラジル人の生徒さんが出場するのは初めてのことだそうで、早苗さんもとても嬉しかったそうです。
また早苗さんは、日本語教師の傍ら、日本で14歳から始められた箏をブラジルでも続けられ、
現在は日本語学校の生徒さんや、ブラジル人の方にも教えていらっしゃるそうです。

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今回は、箏の演奏もということで、独奏を一曲と生徒のエジネシオさんとの連弾を一曲聞かせていただきました。
参加者の皆さんも箏の演奏が始まると箏の音色に聞き入っていらっしゃいました。

15/12/2015

ことぶき教室10月 ~アマゾン地方日本人のさきがけ~

 10月1日(木)厚生ホーム多目的サロンにて、10月のことぶき教室が開催されました。
今月は汎アマゾニア日伯協会第一副会長の堤剛太氏を講師にお迎えし、お話をお聞きしました。
今回で講師をするのが3回目だそうで、95年の第一回目の講師のときは、講義を始めたとたん、
Iさんのおばあちゃんが枕を取り出して眠り始めたという豪快なお話や、
02年の第二回目の講師の際に、久しぶりに見たおばあちゃんが居たそうで、
後日その方の息子さんに、「お母さんに先日会いまして・・・」と話したところ
「そんな筈はありません母は昨年亡くなりました・・」という怪談めいたお話などで始まった今回の講義ですが、
もちろんしっかりと堤氏の専門分野の移住史についてお聞きしました。

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堤氏は、ここ20年から30年の間、移住の歴史について、色々な方にインタビューをされてきているそうです。
戦前戦後と移住された方々のご苦労あってこその今なので、その大切な部分を歴史に埋もれさせてしまわないように、
あちこちを駆け回って取材を重ねて来られているそうです。
ただ残念なことに、年配の方が多いので、堤氏の取材後に亡くなっていく方も多く、
まことしやかに「堤氏の取材を受けると、その後亡くなる」というような、噂が流れ、
取材拒否を受けることがあったとか、なかったとか・・・。
堤氏が集めたインタビューテープのうち、すでに8割の方は亡くなられてしまったそうで、
今ではとても貴重な歴史的資料になっているそうです。

堤氏は、アクレ、ロライマ、ホンドニアでのインタビューは終えたものの、
ホートランディアとアマパはまだということで、近いうちに回りたいとおっしゃっていました。

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ブラジル北部への移住は戦前戦後とあったわけですが、
堤氏いわく、戦前の移住地は医療も調った整備された場所への移住だったそうですが、
戦後の移住地は「土地があればどこでもいい」といった未開の地への移住だったそうです。
この中でも移住協定が結ばれる以前にブラジル北部へ渡った日本人が居たということで、
写真や資料とともに、どんな方たちが居たのかをお聞きしました。
コンデ・コマこと前田光世氏や、ペルー下りと呼ばれる、アンデスを越えて他の国から来た日本人の方を写真や資料などで見ました。
中でもホンドニアのアクレーに残る日系移民の子弟は、ミスティーソが進み、
顔立ちに日本人の面影を見つけることはできませんでした。
また1926年にはアメリカ日系人が南米企業組合という会社を作っていたそうで、現在でもカスタニャールに跡地が残っているそうです。

今回の講義では、コンデ・コマの試合チケットのコピーや、当時の新聞記事など貴重な資料を見見ることもできました。
堤氏は今後、集めた資料を元に、アマゾン移民の先駆けとなった方たちについての執筆活動を始められる予定だそうです。
この貴重な記録を、本という形で残すことにより、これから先消えることのない歴史になると思うと、
少し不思議な気もしますが、ぜひとも堤氏には執筆活動を頑張っていただきたいですね。

15/12/2015

ことぶき教室9月 ~カラオケクイズ~

9月4日(金)のことぶき教室は、北伯日本語普及センターへ派遣されている
JICA日系社会シニアボランティアの坂本麻子氏を講師にお迎えして、お話をお聞きしました。
何を講義しようか迷ったという坂本シニアですが、日本に健康診断をかねて一時帰国している際に、
自身のお父様と一緒に今回の内容をお考えになられたそうです。
講義というよりは、参加者の皆さんに楽しんでいただきたいということで、カラオケにまつわる色々なクイズを用意されたそうです。

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まずは、坂本シニアからの「美空ひばりさんの有名な曲はなんですか?」という問いに、
参加者の皆さんは各々が一番有名だと思う曲名を上げていきます。
もうすでにクイズかと思いきや残念ながら、曲名は前置きということで、
一問目、『川の流れのように』の「川」とはどこの「川」のことでしょうというのが問題でした。
答えは三択になっており、三つの中から正解を選ぶというもので、参加者の皆さんは和気藹々と選んでいらっしゃいました。
クイズは八代亜紀さんや石原裕次郎さんなど有名な曲にまつわるクイズが続々とだされていきました。
カラオケが大好きな参加者の方も、このクイズに簡単に答えられる方は中々いらっしゃらないようで、
苦戦している方もいらっしゃれば、分からないからと、推測で答えたものが当たっていたりする方もいらっしゃいました。

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クイズ中、坂本シニアから、この歌はどんな歌でしたか?と聞かれ、参加者の方が口ずさむ場面が見られたり、
参加者の方と正解数でやり取りをする場面も見られ、参加者の皆さんがとても楽しんでいらっしゃいました。
正解者の方の中から、正解数が多かった3名の方には、坂本シニアからなんと日本のお土産が賞品として配られました。思わぬプレゼントに、賞品を頂いた女性の方は「あてずっぽうで答えたのに、賞品がもらえたわ!」と笑っていらっしゃいました。参加者の皆さんはよほどクイズが楽しかったのか、帰り間際に、「あなたはどのくらい当たった?」というような会話が聞こえてきていました。
カラオケが大好きな方も、歌わないけど聞くのは好きという方も、その歌の歌詞がどの場所を歌ったものかというのは、中々知らないものですね。クイズに出た曲を次に聴くときには、場所がイメージできるのではないでしょうか。