Archive for ‘福祉事業’

27/10/2016

ことぶき教室8月 ~囲碁~

8月4日(木)のことぶき教室は、アマゾニア日伯援護協会の太田勲事務局長を講師にお迎えし「囲碁」についてのお話をお聞きしました。

太田事務局長は、ベレンにある囲碁の同好会にも席を置かれているそうです。

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囲碁とは、対局で争い、盤上に白と黒の石を置いていき自分の石で囲んだ領域の広さを競うゲームで、白い石は強い人が使うそうです。基盤の目は縦方向が漢数字で表され、横方向が数字で表されます。ちょっと不思議ですね。

実は、日常会話の中には囲碁から来ている言葉がいくつかあるそうで、「駄目」や「玄人・素人」「八百長」「手抜き」「一目置く」などが、囲碁が語源とされているものだそうです。中でも「手抜き」という言葉。ふだんの生活でこの言葉はいい意味では使われませんが、囲碁では「相手が次は是非ここを打ってくださいと促してきたときに、そこに打たないこと」を表すそうで、手抜きをする人は大事な場所がわからない初心者か、もっと大事なところが分かる強い人 なんだそうです。おもしろいですね。大田事務局長も「プロは手抜きから考えると」聞いたときに妙な違和感があったそうです。

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囲碁と将棋の違いは駒だけではなく、盤の目の数も違って、囲碁は19路盤、将棋は9路盤、で囲碁のほうが大きいそうです。歴史は中国が起源といわれており、古く2000年以上前から東アジアで親しまれてきたそうです。日本では平安時代から親しまれており、枕草子などの古典文学でも数多く登場しています。盤面は宇宙に例えられ、中心は天元と呼ばれるそうです。

近年ではインターネットを経由して携帯電話やタブレット、パソコンでの囲碁の対局が可能になり、簡単に囲碁が楽しめるそうです。日本でも漫画やアニメの影響を受け若い人の囲碁人口も増えたそうです。また、世界80ヶ国以上で親しまれており、プロ、アマの世界選手権も行なわれているそうです。ちなみに囲碁人口の推定は1位中国、日本は3位で、ブラジルは9位だそうです。

日本では7台タイトル独占という快挙を今年の4月に27歳の井山裕太さんが挙げたそうです。

トッププロ対コンピューター戦では、チェッカー、オセロ、チェスは90年代にコンピュータが人間を超え、2012年に将棋が、そして今年3月、とうとう囲碁も人工知能を持つアルファ其が勝利という結果になったそうです。

囲碁は群を抜いて難しいそうで、人工知能でも10年先まで勝てないといわれていたんだそうですが、人工知能のすごさを垣間見た気がしました。この囲碁戦では、人工知能が「直感」と「焦り」を見せたことも話題となったそうです。この対局で人工知能の問題点や、改良点など、人工知能の一般化に向けての足がかりを掴んだという事で、囲碁のおかげで人工知能が更なる飛躍を遂げるのではないのでしょうか。

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27/10/2016

ことぶき教室7月 ~NGO団体 Asflora~

7月7日(木)のことぶき教室は、NGO団体 Asflora代表の佐藤卓司氏を講師にお迎えしてお話をお聞きしました。

Asflora(Instituto Amigos da Floresta Amazônica -アマゾン森林友の協会)は2000年12月にブラジルパラー州ベレン市に、社会公益事業活動団体として、「アマゾン地域の熱帯雨林を知り、活かし、護るために何か役立つことをしたい、人と自然の調和を目指そう」という趣旨のもと、登録、活動を始められたそうです。

現在「環境教育プログラムの実施」「森つくり」「零細家族農業者への支援」などの活動を行なっていらっしゃるそうです。

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近年に入りアマゾン地域の破壊速度は徐々に緩やかになってきているものの、ブラジル宇宙空間研究所(INPRE)によると、一昨年から去年にかけての一年間で、ほぼ三重県と同じ大きさが消失したとされ、前年度比で16%増加しているそうです。森林の質的劣化も進む中、パラー州は2006年より10年間連続で森林喪失面積の首位を占めているそうです。

アマゾン地域における土地利用規制は、8割を森林地として残し、2割のみ農牧地への使用が認められているのですが、農牧場主には非常に厳しい規制であり、結果アマゾン全域の累計20%の森林消失に繋がってしまっているそうです。この生命の宝庫であるアマゾンを政府の力だけでなく、佐藤さんの団体や市民が前向きに取り組んでゆけることが多々あるのではないかということで、活動を進めているそうです。

環境活動の取り組みとして、地元ベネビデス市や近辺の町の学校の基礎教育課程の児童を主な対象にして、森の小道を歩きながら、クルピラやサッシペレレなど伝説の生き物に扮したボランティアの演者さんたちが、学生たちに、森の歴史や、森が感じていること質問形式で尋ね、学生たちに答えてもらうといった環境教育プログラムを年間を通して実施しているそうです。最近では、各種の催事会場からも声がかかり、公演に行くこともあるんだそうです。

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また、以前そこにあった自然林に近い形での森の復元を目指した植樹活動で、混植密植法式による植樹方式を取り入れた活動を行なっているそうです。潜在自然植生研究と世界中の植樹祭の旗振りを続けてこられた宮脇明先生のご指導のもと1992年にブラジル永大木材の敷地内ではじまり、ブラジル永大と三菱商事主催で2004年までの13年間で113ヶ所、15.67ha、437,000本の苗木を植樹。2005年からはAsfloraが主催で、31ヶ所、5.7ha、126,000本の苗木を植樹され、現在までの25年間で各方面からの助成を得ながら、植樹祭を通して、小さな森つくりを子ども達と続けてこれたそうです。この植樹活動を通して、参加される方々の心の中にも、アマゾンを守り育てるという苗木を植え、いつかそれが大きな木となり森を護るための力となることに期待されているそうです。

2007年からは、新たな活動としてサンタバーバラ市の零細農家、開拓地域の農家を対象としたアグロファレストリー支援活動も始められているそうです。焼畑移動耕作は森の消失に繋がり、肥料も各種苗木も零細農家には手が届かないというのが現実だそうで、年間を通してわずかな収穫量しか得られないと、いずれ土地を転売し、つぎの土地をまた焼き払ってという循環を繰り返してしまう。そこで持続可能な森林農業ともいえるアグロフローレスタの導入のお手伝いをして、現状の好転に繋がるようにしていらっしゃるそうです。信頼関係を結ぶのに時間はかかりましたが、現在では地域の方々にとても喜ばれているそうです。今回の講習では、NPOという形での森の再生という貴重なお話を聞くことができました。佐藤さんとAsfloraの今後のご活躍がとても楽しみですね。

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27/10/2016

ことぶき教室6月 ~昆虫~

6月2日(木)のことぶき教室は、在ベレン日本国総領事事務所副領事の成塚 純氏を講師にお迎えしてお話をお聞きしました。

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今回は「昆虫について」のお話をお聞きしました。昆虫といっても分類から来る名前はとても難しく「節足動物門 汎甲殻類 六脚亜門 昆虫網」というそうです。特徴としては体が、「頭部」「胸部」「腹部」に分かれており、足が3対(6本)あります。さてその昆虫何種くらいいるのか?というと・・・なんと100万~150万種いるそうで、まだまだ発見されていないものがあるそうです。そんな昆虫に対し人類の種としての数は・・・という4択クイズが出されました。①約200種類 ②約10種類 ③1種類 ④わかっていない 答えは、③1種類。人類に対しての昆虫の種類の多さにはびっくりしまた。

この昆虫が爆発的に増えたのは、太古の昔カンブリア紀のことだそうです。進化の過程で人類は長命で道具を使うことを覚え、対極的に昆虫は短命で体の形や機能を進化させてきたそうです。

昆虫の中でも蟻は南極以外の全地域に生息しているそうで、7500種いるそうです。

と、ここで2問目のクイズがでました。世界中の蟻を一箇所に集めると、どのくらいになるでしょう?①ベレン市 ②日本 ③オーストラリア ④地上を埋め尽くす

答えは・・・③オーストラリアで全土769平方キロメートルを埋め尽くすほどの数がいるそうです。では人間を一箇所に集めると・・・ベレン市にすっぽり立ててしまうんだそうです。そんな蟻ですが極地と海中には住んでいません。なぜかはいまだに分かっていないそうです。

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続いて、人を殺す生物をお聞きしました。15位から聞いていったのですが、1位はという問いに受講者の方から、「蚊」と正解が出ました。年間725000人以上が蚊によって亡くなるそうです。お話の合間に、副領事宅にナメクジが出たときのお話がありました。ためしに塩をかけてみたところが、溶けずに逃げてしまったそうです。あれはナメクジじゃなかったんでしょうかね?と成塚副領事が首をかしげると、会場から笑いが起こっていました。恐い話の後は、人間にとって役に立つ虫、「益虫」についてのお話を聞きました。ミツバチは植物の受粉や蜂蜜を作ることで人間の役に立っており、最近は蚕がいろいろな分野で役に立っているというお話をお聞きしました。蚕の品種改良が進み生産量も戦前の7倍以上だそうです。その理由として、シルクの生地はもちろん、シルクのアミノ酸の構造が人間に近く、アレルギーが出にくいので手術用の糸に使われていたり

シルクの粉が肌に優しい日焼け止めや化粧品に使われていたりと美容と医療の面での需要が増えてきたからだそうです。また、将来訪れる可能性のある食糧不足に対応できるよう「食用昆虫」というのが注目を浴びてきているそうです・・・。なかなか食卓に昆虫がのっている様子は想像しづらいですが・・・。

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なかなかお聞きすることのできない虫の世界。難しい部分もありましたが、受講者の方からは、とても勉強になったとおっしゃっていました。

27/10/2016

ことぶき教室5月 ~ 頭の体操 ~

5月5日(木)のことぶき教室は、日系社会JICAシニアボランティアの小田部 啓子氏を講師にお迎えしてお話をお聞きしました。

5月5日は何の日ですか?という質問から始まった本日の講義。参加者からは「こどもの日」と答えが返ってきました。その「こどもの日」にちなんで、小田部シニアが、厚生ホーム入居者の皆さんと作った、かわいい鯉のぼり2匹が登場し一気に子ども日の雰囲気に。

そして、入居者の皆さんも練習したという「鯉のぼり」の歌をさっそくみなさんで・・・となったんですが、残念ながら伴奏用のキーボードが使えないということで、急遽、口伴奏で参加者の皆さんも一緒に、「せいくらべ」「鯉のぼり」「故郷」と数曲・・・一番を男性、二番を女性、三番を一緒に歌ったり、みんなで歌ったりしました。

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歌詞カードをもらったものの、「どんな曲だっけ?」と考えた私をよそに、参加者の皆さんはしっかり曲を覚えてらっしゃって、すごいなぁと思わず感心してしまいました。

声を出して元気に歌った後は、頭を使いましょう!ということで、漢字当てクイズです。上下左右に漢字が書いてあり、真ん中に入る漢字は何でしょう?というクイズなのですが・・・一問目のクイズでは、うっすら答えが見えてしまっていて、参加者の方から、「答えが見えてるよぉ」と声が上がると、会場から笑いが起こりました。小田部シニアもこれには「見えないようにしたつもりだったのに、しっかり見えちゃいました?」と笑っておられました。二問目からは、残念ながら?答えが全く書かれておらず、小田部シニアも「二問目から答えは書かれてませんからね~」と嬉しそうに念を押していらっしゃいました。ところが、参加者の皆さんから、さくさくと答えが出てくるではありませんか!

参加者の皆さん脳年齢がお若いですね。

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さて続いては、体の一部分の名前を使ったことわざについて、体のどの部分が入るのか?と、そのことわざの意味は?というクイズです。

一問目は、「○が茶をわかす」「○の裏をかえす」「○が落ちる」。さて○の中には体のどの部分が入るでしょう?

答えは「へそ」「手」「ほっぺ」。続いて・・・「○からうろこが落ちる」「○が棒になる」「○が笑う」と何問も問題を解いていくんですが、「○が笑う」というクイズに、「鬼!」と答えた参加者の方がいらっしゃり、小田部さんから「体に鬼があるんですか?」と聞かれ、会場から笑いが起きました。答えは「ひざ」ですね。

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さて、頭を使った後は、体を動かしましょう!。ということで、歌に合わせてまずは首を動かします。続いては、歌に合わせて両手で自分のひざと、隣の人のひざを軽くたたくというもの。これがちょっと難しいのか、中々参加者の皆さんの息が合わず、何度もやり直しをしました。小田部さんから「こういう時に仲良くない人とも仲良くなってくださ~い!」と声がかかると、笑いが上がりました。やっと息がぴったり合い上手にできると参加者の皆さんから拍手があがりました。最後は「かかし」の歌に合わせて、隣の人の肩をたたくゲームです。歌詞の「の」の部分で、反対隣の人の肩に変えるんですが・・・気を抜くと歌詞の区切れで思わず変えてしまうんですね。何度かやり直しましたが、最後はバッチリとできました!楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、まさかの時間終了。残ったゲームはお土産にということで、皆さんお土産を持って帰路に着かれました。元気に歌って、頭も体も使ってすっきりできた講義でした。

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小田部シニアは2年間の任期を終えられ、6月に日本へ戻られます。2年間お疲れさまでした!

22/09/2016

ことぶき教室4月 ~ 川柳 ~

4月7日(木)のことぶき教室は、日系社会JICAシニアボランティアの坂本麻子氏を講師にお迎えしてお話をお聞きしました。

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今回は「川柳(せんりゅう)」についてのお話を伺い、参加者のみなさんで川柳を作ってみました。

川柳も俳句も、同じ<五、七、五>で作ります。でも俳句には季語や結びの語が必要ですが、川柳には必要なく、俳句は文語で表現しますが、川柳は口語で表現するそうです。

日本ではサラリーマン川柳という大会が人気で年に一回あり、サラリーマンに限らずどなたでも参加できるそうです。

まずは、そこに投稿された4組の川柳を五字、七字、五字に分けたので、組み合わせて完成させましょう!ということで参加者の皆さんで考えました。まずはYさんが「七十路 オラの村では 役に立ち」と組み合わせたところ、坂本シニアからは「残念!」の声が・・・。その後Mさんが「七十路 オラの村では 青年部」と組み合わせ、「ピンポーン!」と正解しました。続いて「中身より 字の大きさで 選ぶ本」「祖母の知恵 教科書よりも 役に立ち」と正解が続き、最後の句は参加者の皆さんで一緒に「長寿者に 「ひけつ」は何かと 医者が聞き」と読みました。

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次に、隠れている言葉を当てましょう!ということで、一問目は「暑いので リモコン入れると テレビ××」の××には何が入るでしょう?と坂本シニア。正解は「テレビつき」。皆さんもこういう経験ありませんか?と坂本シニアが参加者の皆さんに聞くと、そういう経験があるという方がいらっしゃり、笑いが起こっていました。四問目では、「胃カメラじゃ 決して見えない 腹××」の問に、坂本シニアが、「皆さん胃カメラの経験ありますか?」と聞くと、厚生ホームの小田部シニアが、「自分の胃がどうなっているのか見れるから楽しみ!」とおっしゃられ、昨年はじめて胃カメラの検査をしたという坂本シニアが、「日本では、口と喉の部分麻酔で検査するんですが、もう大変で、私なんて涙がポロポロ出ちゃって・・・しかも見ろってお医者さんに言われて見れるわけないじゃないですかぁ」と痛々しい胃カメラの初体験談を語ってくださいました。さて四問目の××には、「腹黒さ」と入るわけですが、皆さんのお腹の中は何色ですか?という坂本シニアの問に赤紫色と答えた参加者の方がいらっしゃり笑いがこぼれていました。

最後の問では「うす味を 愛××××× 四十年」という問題で、正解は「愛だと知った」だったんですが、坂本シニアが、参加者の皆さん、特に男性に、どういう意味か答えて欲しいということで、男性の参加者を当てると、「女房に感謝したんじゃないんですか?」という、あまりにも他人事な言い方だったため、女性陣からは笑いがこぼれました。またすぐ後に、「経済的なこともあるよね~」と意見が出ると、会場中が笑いに包まれました。

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最後は、皆さんで川柳を作ってみましょうということで、まず全員が五字の部分を書き、それをランダムに別の人に渡し、次の七字を書き、またランダムに別の人に渡し、最後の五字を書きました。指折り字数を数え、真剣な表情で参加者の皆さんたちが考えた(3人の合作川柳)をいくつかをご紹介します。「朝起きて 孫の登校 祈ります」「明日にも 当たるかもしれない 宝くじ」「朝起きて お風呂に入る 今日もまた」「アマゾンで 暑さと共に 生きており」「老人会 今日もことぶき 元気でね」「密林の アマゾンの中に われ生きる」「アマゾンで 今日も生きてる 幸せに」「ことぶきは 忘れないぞと 合言葉」拍手が上がるものから、思わず笑ってしまうものまで、素敵な川柳がたくさんできました。今回のことぶきは終始笑いが耐えないことぶき教室となり、参加者の皆さんもとても楽しそうだったのが印象的でした。

 

 

 

22/09/2016

ことぶき教室3月 ~ 開講式・箏の会 ~

3月3日(木)のことぶき教室は、開講式とベレン箏の会のみなさんを講師にお迎えしてお話をお聞きしました。

今年度30回目のことぶき教室の開講式を無事迎えることができました。

開校式後は、ベレン箏の会代表の丸岡邦子氏から、お琴の説明とベレン箏の会の歴史について写真を見ながらお話をお聞きしました。

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ベレン箏の会の発足は、1985年、当時ベレンにあった、日本人学校の校長先生の奥様、熊田信子夫人の下でお琴を習い始めたのがきっかけだったそうです。

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翌年には人数も増え、小さな発表会も行なったそうです。1987年にはセンツーの大会場での初コンサートで大成功を収められたそうで、猛練習をしたことや、当日に先生から「間違えは絶対に許しませんから」という厳しいお言葉を頂き、真剣になって演奏されたという当時の様子をお聞きしました。また1988年には、二度目のコンサートを開き、茶の湯で有名な林宗慶先生のお手前に合わせ演奏したり、生け花に合わせ演奏したり、ブラジル人ギター奏者のサロマンやフルート奏者とのセッションを行なうなど新しい形のコンサートも大盛況のもと終えられたそうです。

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熊田先生の帰国にあたり、箏の会の今後を考えてくださった熊田先生は、サンパウロの小倉裕子先生に後継をお願いしてくださったそうで、それ以降は2年に1度ベレンへ来ていただく形での指導になったそうです。その後2012年には待望の山田裕子シニアボランティアが来てくださり、嬉しい悲鳴を上げられたそうです。現在までに数え切れないほどの場所で、数え切れないほどの演奏をされてきたベレン箏の会の皆さんだそうですが、中でもベレンの平和劇場(Teatro da Paz)での演奏は特に記憶に残っておられるそうです。

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発足から30年余り活動されてこられたベレン箏の会のみなさんは、今後も精力的な活動を続けていかれるそうです。とても楽しみですね。

お話の後は、ベレン箏の会の皆さんによる、演奏をお聞きしました。曲目は、3月3日の今日に相応しく、「ひな祭り」の局から始まり、「茶摘」「春の小川」「野花とともに」「六段の調べ」「夏の日」と六曲続けて演奏をお聞きしました。

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生演奏のお箏を聞きながらひな祭りを祝えるなんて、とても贅沢な時間を楽しめましたと受講生の方がおっしゃっていました。これからもベレン箏の会の皆さんのご活躍をお祈りしております。

17/12/2015

ことぶき教室12月 ~国際緊急援助隊の活動/修了式~

 12月3日(木)のことぶき教室は、在ベレン領事事務所の小林雅彦所長を講師にお迎えし、お話をお聞きしました。
小林所長はベレンへ赴任される前は、一年半ほど日本で国際緊急援助隊の隊長を任命されていたそうで、
今回は中々馴染みのない国際緊急援助隊の活動について、お話しをお聞きしました。

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 近年になり自然災害が世界中で頻発しており、しかも大規模なものが多くなってきています。その中で各国の人道支援ニーズが高まってきており、
支援の大規模化や、長期化が進んでいる状態だそうです。特に日本は、東日本大震災の災害経験から、国際社会からの期待が高まっているそうです。
 まず自然災害が起こると、色々な国から国際緊急援助隊が災害が起こった国へ駆けつけます。
日本も例外ではなく、小林領事が隊長だった際も、24時間携帯電話に世界の地震情報が届くようになっており、
大きい災害時には、そのままスーツケースの準備をしてといったこともあったそうです。
国際緊急援助隊には、専門家チーム・医療チーム・救助チームがあり、「特に必要があると認める時」には、自衛隊部隊も派遣されるそうです。
72時間以内に現地へ到着するために、連絡が入り、準備を終えると、チャーター機で現地入りをするそうです。
ただどんなに頑張っていても、生きたまま(生存者を)見つけるというのは、大変難しいそうです。
また現地では大型のテントを立て、自給自足体制で活動をされるそうです。

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 2013年11月8日台風30号がフィリピン中部を襲い6000人を超える死者を出した際、
日本からは医療チーム述べ81名、専門家チーム(早期復旧)17名、専門家チーム(油防除)5名、自衛隊部隊約1100名が救助に駆けつけたそうです。
この災害時には、各国でシンポジウムがかなり開かれたそうです。
また2014年3月8日に起きたマレーシア航空機の消息不明事故の際も日本から救助隊が駆けつけているそうです。
ネパール地震の時は、ベレンにいる小林所長の所に「ネパールへ行ってもらえないか?」と電話がかかってきたという裏話も聞かせていただきました。
 今回はとても貴重なお話を聞くことができ、国際緊急援助隊の活動を勉強できた講義となりました。

 講義終了後は、今年度のことぶき教室終了式が行われました。援護協会山本会長と、厚生ホーム委員長の八巻先生がご出席され、
講師の方には感謝状、そして参加者の方には修了証書が渡されました。来年も3月から始まることぶき教室でどんな講義が聞けるか早くも楽しみです。

 

 

15/12/2015

ことぶき教室11月 ~日本文化をつないで~

 11月5日(木)のことぶき教室は、アマゾニア日本語学校の丸岡早苗さんを講師にお迎えし、講義をお聞きしました。
 早苗さんは大阪府堺市出身。ご実家は天理教の教会をされていて、お父様で三代目になられるそうです。
この天理教を通じ、日本で旦那様と出会い、結婚と同時にブラジルへ移住されました。今年で移住9年目になるそうです。
 出身地の堺市は、人口80万人の市で、商人の町とよばれています。
16世紀中頃のヨーロッパでは「東洋のベニス」と言われており、その時代は海外との貿易拠点になっていた町だったそうです。
その後、鎖国が始まり、海外との貿易が自由にできなくなったことで、町の様子は変わっていったそうですが、
豊臣秀吉の時代に火縄銃の製造を一手に引き受けていたそうで、現在でも金属加工で、
自転車や刃物の生産が盛んだそうです。中でも包丁は全国生産量の90%を堺市が生産しているそうです。
また堺市には、大仙古墳(仁徳天皇稜)という、日本一大きな古墳があり、
緑が溢れる広大な敷地は堺市民の憩いの場となっているそうです。
早苗さんの実家から程近いところにあるそうで、早苗さんも小さい頃から、よくピクニックへ行ったりしたそうです。
そして堺市出身の有名人には、千利休(茶人)と与謝野晶子がおり(歌人)、
昨年には「さかい利晶の杜」という博物館ができたそうです。

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現在、早苗さんは、アマゾニア日本語学校で、日本語の教師をしていらっしゃいます。
最近はブラジル人の生徒さんも多くなってきており、日本語を教えるために日々頑張っていらっしゃるそうです。
今年は、早苗さんのクラスのブラジル人の生徒さんが、北伯お話弁論大会において、
成人の部で優秀な成績を収め、全伯大会に出場されました。
ベレン地域からブラジル人の生徒さんが出場するのは初めてのことだそうで、早苗さんもとても嬉しかったそうです。
また早苗さんは、日本語教師の傍ら、日本で14歳から始められた箏をブラジルでも続けられ、
現在は日本語学校の生徒さんや、ブラジル人の方にも教えていらっしゃるそうです。

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今回は、箏の演奏もということで、独奏を一曲と生徒のエジネシオさんとの連弾を一曲聞かせていただきました。
参加者の皆さんも箏の演奏が始まると箏の音色に聞き入っていらっしゃいました。

15/12/2015

ことぶき教室10月 ~アマゾン地方日本人のさきがけ~

 10月1日(木)厚生ホーム多目的サロンにて、10月のことぶき教室が開催されました。
今月は汎アマゾニア日伯協会第一副会長の堤剛太氏を講師にお迎えし、お話をお聞きしました。
今回で講師をするのが3回目だそうで、95年の第一回目の講師のときは、講義を始めたとたん、
Iさんのおばあちゃんが枕を取り出して眠り始めたという豪快なお話や、
02年の第二回目の講師の際に、久しぶりに見たおばあちゃんが居たそうで、
後日その方の息子さんに、「お母さんに先日会いまして・・・」と話したところ
「そんな筈はありません母は昨年亡くなりました・・」という怪談めいたお話などで始まった今回の講義ですが、
もちろんしっかりと堤氏の専門分野の移住史についてお聞きしました。

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堤氏は、ここ20年から30年の間、移住の歴史について、色々な方にインタビューをされてきているそうです。
戦前戦後と移住された方々のご苦労あってこその今なので、その大切な部分を歴史に埋もれさせてしまわないように、
あちこちを駆け回って取材を重ねて来られているそうです。
ただ残念なことに、年配の方が多いので、堤氏の取材後に亡くなっていく方も多く、
まことしやかに「堤氏の取材を受けると、その後亡くなる」というような、噂が流れ、
取材拒否を受けることがあったとか、なかったとか・・・。
堤氏が集めたインタビューテープのうち、すでに8割の方は亡くなられてしまったそうで、
今ではとても貴重な歴史的資料になっているそうです。

堤氏は、アクレ、ロライマ、ホンドニアでのインタビューは終えたものの、
ホートランディアとアマパはまだということで、近いうちに回りたいとおっしゃっていました。

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ブラジル北部への移住は戦前戦後とあったわけですが、
堤氏いわく、戦前の移住地は医療も調った整備された場所への移住だったそうですが、
戦後の移住地は「土地があればどこでもいい」といった未開の地への移住だったそうです。
この中でも移住協定が結ばれる以前にブラジル北部へ渡った日本人が居たということで、
写真や資料とともに、どんな方たちが居たのかをお聞きしました。
コンデ・コマこと前田光世氏や、ペルー下りと呼ばれる、アンデスを越えて他の国から来た日本人の方を写真や資料などで見ました。
中でもホンドニアのアクレーに残る日系移民の子弟は、ミスティーソが進み、
顔立ちに日本人の面影を見つけることはできませんでした。
また1926年にはアメリカ日系人が南米企業組合という会社を作っていたそうで、現在でもカスタニャールに跡地が残っているそうです。

今回の講義では、コンデ・コマの試合チケットのコピーや、当時の新聞記事など貴重な資料を見見ることもできました。
堤氏は今後、集めた資料を元に、アマゾン移民の先駆けとなった方たちについての執筆活動を始められる予定だそうです。
この貴重な記録を、本という形で残すことにより、これから先消えることのない歴史になると思うと、
少し不思議な気もしますが、ぜひとも堤氏には執筆活動を頑張っていただきたいですね。

15/12/2015

ことぶき教室9月 ~カラオケクイズ~

9月4日(金)のことぶき教室は、北伯日本語普及センターへ派遣されている
JICA日系社会シニアボランティアの坂本麻子氏を講師にお迎えして、お話をお聞きしました。
何を講義しようか迷ったという坂本シニアですが、日本に健康診断をかねて一時帰国している際に、
自身のお父様と一緒に今回の内容をお考えになられたそうです。
講義というよりは、参加者の皆さんに楽しんでいただきたいということで、カラオケにまつわる色々なクイズを用意されたそうです。

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まずは、坂本シニアからの「美空ひばりさんの有名な曲はなんですか?」という問いに、
参加者の皆さんは各々が一番有名だと思う曲名を上げていきます。
もうすでにクイズかと思いきや残念ながら、曲名は前置きということで、
一問目、『川の流れのように』の「川」とはどこの「川」のことでしょうというのが問題でした。
答えは三択になっており、三つの中から正解を選ぶというもので、参加者の皆さんは和気藹々と選んでいらっしゃいました。
クイズは八代亜紀さんや石原裕次郎さんなど有名な曲にまつわるクイズが続々とだされていきました。
カラオケが大好きな参加者の方も、このクイズに簡単に答えられる方は中々いらっしゃらないようで、
苦戦している方もいらっしゃれば、分からないからと、推測で答えたものが当たっていたりする方もいらっしゃいました。

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クイズ中、坂本シニアから、この歌はどんな歌でしたか?と聞かれ、参加者の方が口ずさむ場面が見られたり、
参加者の方と正解数でやり取りをする場面も見られ、参加者の皆さんがとても楽しんでいらっしゃいました。
正解者の方の中から、正解数が多かった3名の方には、坂本シニアからなんと日本のお土産が賞品として配られました。思わぬプレゼントに、賞品を頂いた女性の方は「あてずっぽうで答えたのに、賞品がもらえたわ!」と笑っていらっしゃいました。参加者の皆さんはよほどクイズが楽しかったのか、帰り間際に、「あなたはどのくらい当たった?」というような会話が聞こえてきていました。
カラオケが大好きな方も、歌わないけど聞くのは好きという方も、その歌の歌詞がどの場所を歌ったものかというのは、中々知らないものですね。クイズに出た曲を次に聴くときには、場所がイメージできるのではないでしょうか。