7月2日(木)厚生ホーム多目的サロンにて、7月のことぶき教室が開催されました。
今月はJICA現役教師ボランティアで越知校で活動中の、酒井満紀さんを講師にお迎えし、お話をお聞きしました。
本日の講義は、酒井さんの出身県である滋賀県のお国自慢についてお聞きしました。
滋賀県は、関西に位置し、有名所の京都のお隣の県になります。
知名度は・・・というとあまりピンとこないというのが正直なところですが、
地域ブランドランキング(観光地ランキング)では、2013年に47都道府県中47位という残念な成績を残したこともあるんだそうです。
滋賀県と聞いて、まず思い浮かべるのは、「琵琶湖」。
琵琶湖のことを酒井さんは、愛着を込めてマザーレイクと呼んでいらっしゃるそうです。
この琵琶湖でのオススメな場所は、琵琶湖北部にある海津大崎の桜並木だそうです。
さてここで、酒井さんからクイズです。琵琶湖とは?①海②湖③川のどれでしょう?
実は法律上は一級河川だそうで、川という扱いなんだとか。
これに正解した諸石さんには、酒井さんから景品のアメが配られました。
酒井さんの中では、琵琶湖はとても大きいというイメージだったそうなんですが、
ブラジルに来てスケールの違いが分かり、ちょっと残念だと感じたそうです。
そんな滋賀県ですが、もちろん自慢できることもあり、まず、住みやすい街ランキングでは、
西日本エリアで堂々の1位の市を有しており、滋賀県だけで、6市がランキングに入っているそうです。
そして近畿地方では唯一人口が増加しており、14歳以下の年少者の割合も全国で2位の多さを誇っているそうです。
人口増加の理由としては、交通の便のよさ(京都まで電車で30分程度)が上げられるそうです。
さて、滋賀県が誇れるのは、琵琶湖だけではありません。
他にも、約400年ほど前に井伊直弼によって築城された「彦根城」があります。
桜の名所でもあり、最近はゆるキャラのひこにゃんのおかげで、若いお客さんもとても増えたそうです。
酒井さんのお母様もひこにゃんに会うために足繁く彦根城に通ってらっしゃるそうです。
次に、高僧最澄によって開山され、世界遺産にも登録されている天台宗総本山の「比叡山延暦寺」です。
酒井さんいわく、冬はとても寒いので、暖かい時期に行くのが、おすすめだそうです。
そして百人一首のカルタ大会で有名な「近江神宮」です。
マンガで取り上げられたため、若い世代の人にも人気があり、滋賀県では小学校での百人一首にも力を入れているそうです。
その他にも、冬場の期間限定で走る、「おでん電車」も紹介されました。
また、食については、近江牛、お米、フナ寿司、鯉料理、ブラックバス料理など、幅広い紹介をされました。
滋賀県民の県民性としては、男性は「まじめで勤勉だが少々暗い」女性は「地味だがまじめで正直。財布の紐が固い」そうで、
確かに浪費家は好かれない県民性だそうです。
滋賀県のお国自慢を色々と聞いてきたわけですが、
酒井さんの任期もあと9ヶ月となり、自分に何ができるか焦らずもう一度考えてみようと講義を締め括られました。